企業によっては、リクルーター制度がある。
リクルーターをやったことがある経験を踏まえて書くと、リクルーターの主な役割は、
1.自社のアピール
2.エントリーから面接までのサポート
3.学生の選別
である。
1.自社のアピール
出身OB・OGが多く、その大学との繋がりが強い企業は、リクルーターを顔つなぎによこす。
リクルーターが来るということは、その企業が、その大学・学科を軽視していないという意思表示にもなる。
また、大企業の場合、事業範囲も広い。
有名な事業とそうでもない事業がある。
有名な事業は放っておいても学生のエントリーが沢山あるが、そうでもない事業は学生や大学側に対して周知しなければならない。
さらに、景気がいいときは学生もいろんな企業を天秤にかける。
自社アピールを怠ると他社に学生を取られてしまう。
以上のような理由から、出身大学に出向き、学生と接触したり、就職担当の教官に挨拶に行ったり、学内で説明会を開催したりする。
学生にとっては、興味のある企業の先輩に直接話を聞ける。
特に、会社説明会のような場で聞きにくい質問も個別にしやすい(あまりぶっちゃけた質問はする前に一呼吸おこう)。
リクルーターもそれに応じてくれる。
2.エントリーから面接までのサポート
説明会に参加した学生やエントリーしてきた学生にメールや電話でコンタクトを取り、今後の選考を受けるように促す。
また、エントリーシートの添削や模擬面接といった、就活全般のアドバイスを含めてエントリーシートの書き方や面接の対策を行う。
3.学生の選別
実際に接触した学生の評価を付けて採用担当に報告する。
多くの学生がエントリーしてくるような人気企業にとっては、「事実上の面接」になっている。
企業によっては、リクルーターの評価が高いと、採用プロセスの一部をスキップするところもあるようだ。
知り合いの先輩がリクルーターとしてやって来たからと言って、本音をベラベラしゃべってしまうと危険。
以上、リクルーターは、会社の人間であるとともに学生の味方でもある。
結果的にその企業に入らなかったとしても、社会人の先輩と接触して仕事の話を聞いたり、アドバイスを貰うことはプラスになる。
同じ大学の先輩・後輩という点でも話がしやすい。
リクルーターと接触する機会があったら、是非接触しよう。